例会報告
2017年7~12月
歌う会 第189回
平成29年 12月 21日
今年最後の例会が終わりました。
寒い一日でしたが、陽が陰ることない好天といっていいお天気模様でした。
今月も開館前から大勢の方が会館を囲み、入館が始まってもなかなか列が途切れることない様子に、いささか戸惑いを感じました。
結果、午前の部では、1000名を超え、午後の部もそれに近い状況となり、最終的には1900名を少し下回る過去最高の参加者となり、うれしい悲鳴をあげた次第です。
いっぱいに埋まった会場の様子には、おそらく参加者も驚かれたのではないでしょうか。
今月は前半をこの時期らしい歌をうたい、後半は、「さくらの会」の四先生による「クリスマス・ミニコンサート」があり、残りの時間を全員でクリスマスソング・メドレーをうたって終了となりました。今回は、小杉先生のサンタ衣装をはじめ、先生方が12月らしい思い思いの服装をしていただきました。
また役員も全員が帽子をかぶり、サンタクロースも3人現れ、クリスマスツリーのイルミネーション等もあって、会場は終始もりあがった楽しい例会となりました。
うたった歌は、
「お正月」 「かあさんの歌」
「冬の星座」「冬の夜」「星の界」
「歓喜のうた」「心の窓に灯を」
「北風小僧の寒太郎」「銀色の道」
と、クリスマスソング・メドレーの
「赤鼻のトナカイ」
「諸人こぞりて」
「あわてんぼうのサンタクロース」
「ジングルベル」「きよしこの夜」
の、合計14曲でした。
また先生方による「クリスマス・ミニコンサート」は、池上・吉原先生が
イタリア歌曲の「喜ばせてあげて」
と
ドイツ民謡の「私の乙女はバラの口」を、そのほかに
ミュージカル映画「美女と野獣」から
のミュージカル・メドレー
と
クリスマスソング・メドレー
の、計13曲をうたっていただきました。
小杉・小泉先生によるピアノ演奏は、
F.レイの「ある愛の詩」、
ショパンの「幻想即興曲」
の2曲を独奏いただき、冬の歌メドレーとして
「北の国から~雪~津軽海峡冬景色」の3曲を連弾いただきました。
それぞれが心のこもった、とてもいい演奏でした。
今年最後の例会を、会員皆さまのご協力と先生方のご奮闘で、楽しく充実した内容で終わらせることができ、心から感謝しております。
来年もまた、会員皆さまと一緒にうたえることを楽しみに奮闘してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
歌う会 第188回
平成29年 11月 16日
天気予報では大陸から冬将軍が降りてきて、今シーズン一番の寒さになるといわれ、北海道や東北、北越地方では雪になったものの、ここ横須賀ではおだやかな晩秋の陽気となりました。
多少の肌寒さはあったものの、一日中陽が射し、むしろこの時期としては、晴れ晴れとした気持ちのいい好天に恵まれました。いつもの通り、開場前から大勢の参加者にお並びいただき、最終的には1,550名を超す参加者となり、楽しく盛況な例会開催となりました。
歌は11月の例会歌集より「港」「もみじ」「雁がわたる」「里の秋」「旅愁」「落葉しぐれ」「ヴォルガの舟歌」「バイカル湖のほとり」「トロイカ」「一週間」「涙くんさよなら」と覚える歌の「白い思い出」の12曲となりました。
その他に、10月の歌集から、覚える歌の「どこにも秋がある」と「野菊」「追憶」の3曲に、最後にテーマソングの「さようなら」をうたって、終わりになりました。
11月例会は、晩秋の時季らしい歌に、“ロシア民謡をうたおう”を一つのテーマにして歌いました。
「トロイカ」は男性だけでもうたっていただきましたが、これがまた素晴らしく、また他の3曲も瀬川さんの解説を受けながら、若かりし頃の青春時代を思って思い切りうたうことができました。ただこれまで何気なくうたっていた歌も、楽譜どおりきちんとうたうとなると、なかなか難しいなぁと感じたのが率直な感想でした。
今回の例会で少し残念だったことは、歌唱指導の吉原先生が、九州方面への演奏活動のため欠席され、いつもの池上先生との冗談のやり取りがなく、多少の寂しさがありました。しかし池上先生のご奮闘とピアノ伴奏のお二人の先生のサポートで、またそれに加え池上先生の負担を少しでも軽減
できればとの思いから、司会者の瀬川さんが、歌の紹介や歌の解説等を一手に引き受けやってくれましたので、いつもの例会とはまた違った楽しさがあって、参加者から高評をいただきました。来月は吉原先生も戻ってきますし、先生方による「クリスマス・ミニコンサート」も開催され、さらにはささやかなプレゼントも準備しております。どうぞ期待をして、新しいお友達などもお誘いのうえお越しください。心よりお待ち申し上げます。
歌う会 第187回
平成29年 10月 26日
10月は記録的な日照不足や雨に、また数日前には大型台風にも見舞われ、さらに2日後の週末には再度台風襲来が予報される中でしたが、幸いにも一日中、秋らしいさわやかな陽気の、好天に恵まれての開催となりました。
心なしか参加者のお顔にも笑みが
ほころび、多少のうきうき気分も加わって、大勢の方たちと一緒に、楽しく思い切りうたいました。
歌は10月の例会歌集より、
「故郷の空」「虫の声」「野菊」
「月見草の花」「小さい秋みつけた」「追憶」「誰もいない海」「下町の太陽」と、 脳トレ曲(遊び歌)として「いぬのおまわりさん」「証城寺の狸囃子」の2曲に、覚える歌の「どこにも秋がある」の合計11曲をうたいました。
それに先月の歌集から、覚える歌だった「風の盆」と「故郷の廃家」「瀬戸の花嫁」を。最後にテーマソングの「さようなら」を歌って終了となりました。
今回も歌唱指導の池上先生と吉原先生の息がぴったりと合い、冗談を言い合いながら会場を盛りあげ、一つ一つの歌を丁寧にまた情熱的にご指導くださいました。
うたった歌では、知らない方が多いのではと心配をしていた「誰もいない海」は、3連音符やシンコペーション
のある難しい曲を、吉原先生のご指導で思いをこめてうたうことができました。
脳力トレーニングとして取りあげた「いぬのおまわりさん」と「証城寺の狸囃子」の遊び歌は、参加者を座席で、また誕生月で二つに分け、まるで小学生のように楽しくうたいました。
覚える歌の「どこにも秋がある」は、サトウ ハチロウ作詞、「あめのこ
くまのこ」の作曲者の湯山 昭の曲です。 童謡として素晴らしい歌で、
初めて聞くため少し難しかったのですが、池上先生の丁寧なご指導で、何とか歌いきることができました。
「追憶」は今月の男性歌でしたが、女性会員のみでもうたっていただき、これもまた素晴らしい歌声でした。
ここのところ毎回、多くの新入会員を迎えておりますが、今月も26名の方にいらしていただきました。そのうちの何人かの方からは『いろんな歌う会に入ったが、ここが一番素晴らしい。来月も必ず参加する』『すごく楽しくて最高!』『私がもとめていた歌う会がここにあって感激した』などのお褒めのお言葉をいただきました。そのことは先生方にもしっかりお伝えし、これからも参加者のご期待にお応えできるよう奮闘していくことを話し合いました。
歌う会 第186回
平成29年 9月 21日
開催日前日に彼岸入りし、ようやく秋らしい陽気となりました。気温は真夏日近くまで上がったものの、湿度が低くさわやかで、一日中おだやかな陽が射す初秋日和での開催となりました。お天気には恵まれたもののお彼岸ということもあり、お墓参りなどで参加者が少ないのではと心配をしましたが、それは杞憂となり参加者は1600名ほどの大人数となりました。今回はたまたま、横須賀市市民部の方の例会見学があったのですが、大勢の高齢者がいきいきと歌っている姿に接し、驚きと感動を覚えたとの感想をいただきました。
うたった歌は、
9月の例会歌集より「歌の町」「赤とんぼ」「村まつり」「しかられて」「故郷の廃家」「遥かな友に」「サンタルチア」「サラスポンダ」「山のロザリア」「瀬戸の花嫁」「丘を越えて」と覚える歌の「風の盆」の12曲でした。
それに、先月の歌集から「無縁坂」と「長崎の鐘」を、最後にテーマソングの「さようなら」を歌って終了となりました。
今回もこの時期らしい歌を中心にうたいましたが、とりわけ覚える歌の「風の盆」は、なかにし礼の哀愁こもった作詞とメロディーに感動しながら唄いました。中には越中八尾の盆踊りと重ね合わせ唄えてよかったとの感想が、何人かの方から寄せられました。
また男性の方にうたっていただいた今月の曲は、「丘を越えて」でした。86年前の昭和6年に作られた歌でし
たが、時代を感じさせず、増えつつあ
る男性会員の軽やかな歌声が、館内いっぱいに響きわたっていました。
歌う会 第185回
平成29年 8月 17日
8月に入ってから連日、夏らしくない雨模様のお天気が続いていましたが、この例会日になってようやく、薄曇からかすかに陽がのぞくような、幸運なお天気模様となりました。気温も真夏日や猛暑日のような酷暑とはならず、ありがたい気持ちいっぱいで開催されました。
歌の初めは、いつものように池上先生による簡単な準備体操と発声練習から始
まりましたが、準備体操の最後に、参加者全員が組んだ手を背伸びするように頭上高く上げるのですが、その姿が会場いっぱいに広がりまさに圧巻そのもので、暑い中大勢の方にご参加いただいたことに感謝した次第です。
うたった歌は、例会歌集より
「夕焼小焼」「蛙の笛」「芭蕉布」「坊がつる讃歌」「アルプス一万尺」「栄光は君に輝く」「コロラドの月」「竹田の子守唄」「長崎の鐘」と、覚える歌の「無縁坂」の10曲と、先月の歌集から「夏の思い出」「幸せなら手をたたこう」「おお ブレネリ」の3曲、と最後にテーマソングの「さようなら」の合計14曲をうたいました。
歌の中では、沖縄の歌「芭蕉布」は、久しぶりにやるのでご存じない方もいらっしゃるかもしれないと予想していましたが、「コロラドの月」もご存知ない方が多かったのには意外でした。この歌は昭和初期に大流行し、現在でもいろいろな機会にうたわれているのですが、「さくらの会」会員の年代構成の変化が出ているのかも知れないと認識しました。
覚える歌の「無縁坂」は、会員さんのリクエストから取り上げさせていただきました。池上先生のリードでなんとかうたいましたが、メロディーも歌詞も素晴らしく、さすが“さだまさし”の作った歌だと感じましたが、少し
難しかったかなぁとも思いました。
歌集の最後の「長崎の鐘」は今回、2回うたいました。1回目はいつもやって
いるように男性会員の皆さんにお立ちいただき歌いました。2回目は、初めてのことですが、女性会員さんだけで、立って歌っていただいたのですが、何百人もの合唱は荘厳で素晴らしく、さすが「さくらの会」の女性会員さんだと感心したところです。
休憩時間には、ピアニカの「音の木」のデモ演奏がありました。午前・午後の部に、メンバーが2分されましたが、それでもそれぞれ10人以上の方の参加で、ボリュームある演奏をいただきました。ご苦労様でした。
歌う会 第184回
平成29年 7月 20日
前日に梅雨が明け、真夏日での開催となりました。気温は午前中に30度を超える暑さでしたが、それでも湿度が比較的低く多少の風もあって、覚悟していたほどの酷しさにはなりませんでした。
ただ今回も開館前から大勢の方にお並びいただき、日照りのなか皆さんに
はさぞ大変だっただろうと、感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
なお参加者数はなんと午前・午後の部あわせて、1700名近くになりました。
今回の例会は、15周年の記念例会として、前半を「うたごえ さくらの会」、後半を「音楽でめぐる世界旅行」コンサートと銘うっての開催でした。 「夏の思い出」や「希望のささやき」「ニコニコ」「憧れのハワイ航路」など、例会歌集の13曲を前半で
歌いきり、後半はわれらが「さくらの会」の講師=四先生と、司会・進行・演出家の“ゆうさん”(山下 雄大氏)を迎えてのコンサートでした。
ピエロ姿をした“ゆうさん”が、マジック・パフォーマンスをまじえ、四先生による歌唱とピアノ演奏を、スライドを使って楽しくわかり易く紹介してくれたこともあって、どの歌もピアノ演奏も素晴らしく、感動のコンサートとなりました。
ちなみに池上先生は「蘇州夜曲」「ウィーンわが夢の街」を、吉原先生が「ます」と「帰れソレントへ」を独唱いただき、お二人でのデュオで、「ビヤ樽ポルカ」「森へ行きましょう」「オペラ座の怪人」を歌っていただきました。小杉・小泉先生には、歌の伴奏は勿論のこと、独奏・連弾をあわせ「ポロネーズ ト短調」(ショパ
ン)、「ハンガリア舞曲第5番」「美しき青きドナウ」など5曲の演奏をいただきました。
それにまた今回は、各先生が演奏会スタイルの服装で演奏いただき、一層舞台を引き立ててくれました。とくに池上先生の薄いオレンジ色のドレスが大好評でした。
先生方や“ゆうさん”さんには、このコンサートのために自らの練習と、開館との事前打合せなどいろいろとご準備をいただき、大変なご負担をおかけしてしまいました。
なお今例会では、「九州北部豪雨災害義捐金」募金のお願いいたしました。押し付けがましくならないようにしながらお願いをしたつもりですが、多くの方々にご協力いただき、最終的には25万8千円の多額の募金となりました。
募金は横須賀市を通じて、日本赤十字社へおおくりいたしました。
今回の15周年特別例会は派手な催物はなかったものの、「さくらの会」らしい心温かな感動の例会となったと思います。あらためて会員の皆さまと先生方に感謝申し上げます。