例会報告 2016年
歌う会 第177回
平成28年12月 8日
今年最後の例会となりました。当日は、朝は冷え込んだものの、初冬らしいさわやかな快晴のお天気となりました。そのためか、開場前から大勢の方々にお並びいただき、午前の部の例会では、空席を探すのが大変なほどで、その結果、午前・午後の部の合計参加者数は、1800名ちかくにもなる大盛況な例会となりました。
今回は、主に冬らしい歌とクリスマスソングを歌いましたが、その合間に吾らが4先生による「クリスマス・ミニコンサート」も開催されました。また会場内には電飾が点滅したツリーが3本も置かれ、受付の人たちがサンタさんの赤い帽子をかぶり、サンタクロースも3人登場しました。
先生方もクリスマスらしい衣装で演奏していただき、ささやかでしたが参加者全員にクッキーのプレゼントもあって、クリスマスらしい雰囲気があちこちで感じられた楽しい例会でした。
うたった歌は、12月の例会歌集より
「たき火」
「風(西条八十作詞、草川信作曲)」
「寒い朝」 「かあさんの歌」「ヴォルガの舟歌(ロシア民謡)」 「雪がはなびらのように(やなせたかし作詞、吉田孝古麿作曲)」 「よろこびの歌(ベートーベン作曲)」と、「あわてんぼうのサンタクロース」 「 諸人こぞりて」 「赤鼻のトナカイ」「きよしこの夜」の11曲を歌い、最後にテーマソングの「花は咲く」 「さようなら」をうたって終了となりました。
「たき火」や「寒い朝」は、この時期になるとうたいたくなる歌の一つでしたし、『誰が風をみたでしょう・・』で始まる「風」もとても良かったです。また「ヴォルガの舟歌」は、吉原先生の指導でしたが、あのボリュウムを活かした『えーこら えーこら・・・』とご指導いただきましたが、18世紀半頃の帝政ロシア下での、労働者の歌声がよみがえって来るようでした。「雪がはなびらのように」も素敵な歌でした。『ローソクに灯をつけよう・・・』からの最後のフレーズには、なんともいえない温かみを感じました。「よろこびの歌」は、ご存知の通り年末には必ずうたわれる歌です。今回は1番を男性と女性がそれぞれ歌い、2番を全員で歌ったのですが、12月にはこの歌は必ずうたっておきたいとあらためて感じました。
先生方による「クリスマス・ミニコンサート」もとても良かったです。
小杉先生によるピアノソロ「主よ、人の望みのよろこびよ」(バッハ)でオープニングし、恋人に捧げる歌である「ジュ・トゥ・ヴ」を池上先生が、「世界で一番美しいひと」を
吉原先生が、それぞれを原語で思いを込めうたってくださいました。
そのあと小泉先生が「ソリすべり」を独奏し、チャイコフスキーの『くるみわり人形』から「行進曲」と「花のワルツ」を小杉先生との連弾で演奏いただきました。 最後に4人の先生全員による「ひいらぎ かざろう」「ジングルベル」「神の御子は」「サンタが町にやってくる」「もみの木」を演奏いただきました。30分ほどのコンサートでしたが、この時期にこうした演奏を聴くことができ、幸せな気持ちでいっぱいになりました。こころからブラボーをお送りしました!
そうそう、その他にもサプライズがありました。
この一年間、会員の皆様から寄せられていた小泉先生による歌ですが、今回、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」を初めてうたってくださいました。大喝采をあびていました。
このあと「あわてんぼうのサンタクロース」からはじまったクリスマスソング・メドレーは、「きよしこの夜」を英語?(実は付けられたフリガナ)で、静かに歌い終わりました。今年最後の例会でしたので、東日本大震災後の早期の完全復旧・復興を願って「花は咲く」を、また来年の再会を願って「さようなら」をうたって例会を終了しました。
来年もまた、皆様と一緒に元気にうたえることを祈念しております。
歌う会 第176回
平成28年11月17日
例会日当日は期待をしていた通り、おだやかな小春日和のとてもいい日となりました。そのため午前・午後の部ともに、開館前からたくさんの方にお並びいただき、参加者は1600名近くの大盛況となりました。
今回は、ロシア民謡を一つのテーマとして、4曲とりあげました。その他の歌の合間にうたいましたので、その印象は多少うすれたかと思いますが、それでも各曲とも久しぶりだったので懐かしく、秋にはロシア民謡が似合うと、あらためて感じました。
うたった歌は、11月の例会歌集より
「黒い瞳の」「赤いサラファン」
「山のロザリア」「ともしび」
「里の秋」「故郷の廃家」「埴生の宿」「俵はごろごろ」「しかられて」
「湯の町エレジー」と、覚える歌「落葉の踊り」の11曲でした。
その他に10月例会歌集より覚える歌の「秋の砂山」の復習と、「まっかな秋」「小さな木の実」「月の沙漠」の4曲に、いつもの「さようなら」をうたって終了となりました。
覚える歌の「落葉の踊り」は、鹿島鳴秋作詞、弘田龍太郎作曲により大正9年10月に発表された童謡です。参加者のほとんどの方がはじめて聞く歌で、短く簡単なメロディーながら、晩秋の哀愁がただよいとてもいい歌でした。
「埴生の宿」と「ともしび」は、下のパートを簡単におさらいをして2部合唱でうたいましたが、数百名のハモリは素晴らしく感動しました。
今回、男性の皆さんにうたっていただいた曲は、ロシア民謡の「山のロザリア」でした。いつも思うことですが、みなさんとても上手で、女性の参加者からたくさんの拍手をいただきました。
もう一つ、今回の例会で話題になったのが、例会歌集最終ページの「みんなの掲示板」に、舞台上の人たちへの『もう少しステキなお洋服で御指導してくだされば嬉しく思います』の投稿に対して、先生方がだいぶ気になさっていらしたことです。
しかしそれは「さくらの会」の本来の姿ではなく、講師の先生方はもちろんのこと、スタッフも参加者も、服装なんかにこだわることなく、カジュアルな気持ちで参加し歌うことが、「さくらの会」らしさであり命だと思っており、それをあらためて確認させていただきました。
障害者作業所支援の一環として“ご家庭内の不用品提供”のご協力をお願いしていますが、今月も大勢の方から、沢山の物品提供をいただきました。
会員の皆さんのご協力に、心から感謝申し上げます。
歌う会 第175回
平成28年10月11日
秋雨前線が本州よりだいぶ離れていたので、雨になる心配はなかったのですが、かろうじて薄日がさす程度の、まあまあのお天気模様でした。
それにしても今回は、会場予約時の抽選で、いつもの木曜日が取れなかったため、火曜日での開催となってしまいました。それにもかかわらず、参加者が1400名を超えホッとした次第ですが、曜日が違ったため参加できなかった会員の皆様には、心からお詫びを申し上げます。
うたった歌は、10月の例会歌集より
「秋の子」「どんぐり ころころ」
「赤とんぼ」「まっかな秋」
「竹田の子守唄」「小さな木の実」
「月の沙漠」 「誰か故郷を想わざる」
「人生の並木路」「あざみの歌」
と、覚える歌「秋の砂山」
の11曲でした。
その他に9月例会歌集より「旅愁」「牧場の朝」「故郷の空」「追憶」の
4曲に、いつもの「さようなら」をうたって終わりとしました。
今回は秋らしい歌をひとつのテーマにしてうたいましたが、参加された会員の皆様には、どれだけ“秋”を感じ取っていただけたでしょうか。
その中で、覚える歌の「秋の砂山」は、横井 弘作詩、小川 寛興作曲による作品で、昭和44年に倍賞千恵子が唄ってヒットした歌です。詩もメロディーも哀愁のこもった素敵な歌で、ぜひきちんと覚えておきたいと感じました。
その他に、「誰か故郷を想わざる」「人生の並木路」「あざみの歌」の
3曲は、直接的な秋の歌ではありませんでしたが、参加者の皆さんには懐かしのメロディーとして、かなりの思いをこめてうたっていらっしゃいました。なお「人生の並木路」は、男性の歌としても唄いました。
また今月から12月例会まで、障害者作業所支援の一環として“ご家庭内の不用品提供”の訴えをしておりますが、初回ということもあってか、大勢の方から、それこそ驚くほど沢山の物品提供をいただきました。障害者作業所連絡会の方も、とても感謝されていらっしゃいました。
会員の皆さんのご協力に、心からお礼を申し上げます。
歌う会 第174回
平成28年9月15日
もう何日も前から、本州近くに秋雨前線が停滞しているため、例会日当日は雨天になる可能性が高いと覚悟していたのですが、雨は朝方までかすかに残っていたものの、会員の皆さんが家を出る頃には雨は上がり、何とか一日、降らずにもちました。
ホッとする思いで開催の時間を迎え、満足してお帰りになる会員の皆さんのお顔を拝見し、何人もの方から『とても楽しかったですよ!』とお声をかけていただいて、今月も本当によかったなと思った次第です。
今回は何といっても、池上・吉原両先生と、小杉先生のピアノ伴奏による「歌唱ミニコンサート」がとても素晴らしく、私たちの先生をあらためて誇りに思ったところです。
みんなでうたった歌は、9月の例会歌集より
「案山子」「赤い帽子 白い帽子」
「仲よし小道」
「ともだちはいいもんだ」
「旅愁」 「村まつり」
「牧場の朝」「追憶」
「故郷の空」「リンゴの歌」
「おさななじみ」
の11曲でした。
その他に8月例会時の覚える歌「しおさいの詩」と「翼をください」、いつも最後にうたう「さようなら」でした。
今月の男性の歌は、「牧場の朝」でした。いつも男性の皆さんにご協力いただきお礼を申し上げます。ただその後にみんなで歌った「追憶」もよかったので、あれも男性の皆さんに歌ってほしかったと思いました。
また「ともだちはいいもんだ」は、以前に覚える歌としてうたったことがあったし、会員の方からのリクエストでもあったので、皆さんが知っている歌と思い取りあげたのですが、ほとんどの方が知らなかったことにいささか戸惑いました。でも池上先生が少ない時間の中で、丁寧にご指導をいただき、何とか歌えたかなと思っております。
池上・吉原両先生による「歌唱ミニコンサート」は、
ナポリ民謡の「サンタ ルチア」「フニクリ フニクラ」と、モーツアルトの
「パ・パ・パ」を二重唱で歌ってくださいました。そして吉原先生がウインの歌曲「ウイン我が夢の街」と日本の歌「小さな空」を、池上先生が中田喜直作曲の「たあんき ぽーんき」をうたってくださいました。
私たちに馴染みの歌であったり、またどこかで聞いたことがあったような曲だったりと、20分ちょっとの時間が、楽しく感動のうちに、あっという間に過ぎてしまいました。
20分程とはいえ、先生方にとっては真剣な舞台ですから、そのためにお忙しい中、ピアノ伴奏の小杉先生を含め何回か練習をしたそうで、本当にありがたく心から感謝しているところです。
次回は陽気もいい時季です。 皆さんのご参加を心よりおまちしています。
歌う会 第173回
平成28年8月18日
厳しい夏の陽ざしの下での開催となりました。台風の余波で不安定な天候が予想されていましたが、雨の降るような状況にはならなかったものの、そのぶん暑さのぶり返しは耐え切れないほどでした。開館前にお並びいただいていた会員の皆さんも、多くの方が日陰の多い建物の後ろのほうでお待ちいただきました。こんな日にもかかわらず、午前・午後を合わせて、1450名ほどの方にご参加いただき、心から感謝いたしております。
うたった歌は、8月の歌集より
「とんぼのめがね」
「あの子はたあれ」
「雨降り熊の子」
「おはなしゆびさん」
「エーデルワイス」
「翼をください」
「赤い花 白い花」
「横須賀市歌」
「栄冠は君に輝く」
「長崎の鐘」
と
覚える歌「しおさいの詩」
の11曲でした。
その他に7月の歌、
「なつかしき愛の歌」
と
「海」、「うみ」
をうたい、最後に
「さようなら」
を歌って終わりとなりました。
いつも好評な男性の歌は「長崎の鐘」でしたが、この8月にふさわしく、心をこめて歌い上げていただきました。また女性の皆さんからも、是非うたいたいとのお話があり、結局2度うたいました。
今月初めてですが、講師の先生方から歌をリクエストいただき、その歌をみんなで歌うと同時に、リクエストいただいた先生の思い出話を聞く企画をいたしました。
今月は吉原先生の「雨降り熊の子」と「おはなしゆびさん」の2曲でした。おばあちゃん子であった吉原先生が、
小学3年生の頃よく歌って褒められたそうで、そんなことが励みや契機となり、最終的に音楽の道にすすむことになったそうです。歌にちなんで人の人生を知るのは興味があり、とても楽しく聞くことができました。
今月はまた、久しぶりに「横須賀市歌」をうたいました。横須賀の光景や歴史にふれた堀口大學の詞と、團伊玖麿のメロディーの素晴らしさをあらためて感じました。
「栄冠は君に輝く」も、全国高校野球大会の真っただ中でしたので、一層力強く歌えたように思えました。
休憩時間には、ロビーで「たんぽぽ合唱団」のデモ演奏があり、合唱団加入への呼びかけがされました。参加の都度の会費ですから、一緒に歌ってみたい方、一度のぞいて見てください。
歌う会 第172回
平成28年7月21日
アヤヤヤヤ・・・ 3,4日前までは、曇りにお天気マークがついた天気予報で安心をしていたのですが、例会日の前日になると、北からの「北東気流」とやらが吹き込んできて、関東の南部は雨の予報に変わってしまいました。
当日は予報通り朝から一日中雨で、時にはかなりひどい時もあって、最悪の開催日となってしまいました。 お天気の神様、木曜日の“雨サイクル”をずらしてください! と思わず叫んでしまいました。
でもそんな無慈悲の雨にも負けていないのが「さくらの会」皆様です。午前の部では、朝早くから列ができ750名近くの方が、午後の部でも650名程の方がいらしていただき、結局は合計で1400名近い方たちのご参加となり、涙がでるほどありがたかったです。
今月は恒例の「うたごえ さくらの会」の開催でした。いつもの時より倍近い26曲を用意して、全部をうたいきりました。
いつもの通り、池上先生と吉原先生が、楽しくお声を掛け合い会場を盛り上げながら、それでいて若干の説明なども入れ歌は丁寧に、また情熱的にご指導下さいました。うたい終わったときはさすがにのどがかすれていました。
うたった歌は、下記の通りです。
「たなばたさま」「四季の歌」
「砂山」 「海」 「うみ」
「さくら貝の歌」
「遠き山に日が落ちて」
「小さな日記」
「七里ヶ浜哀歌」「泉のほとり」
「ふるさとは今も変わらず」
「フニクリ・フニクラ」
「ステンカラージン」
「やまのロザリア」 「見上げてごらん夜の星を」 「高原列車は行く」
「白い花の咲く頃」 「とんがり帽子」 「ともしび」
「希望のささやき」
「坊がつる讃歌」
「われは海の子」
「山小舎の灯」
「白いブランコ」「故郷」
と覚える歌「なつかしき愛の歌」の26曲でした。
最後にいつもの通り「さようなら」をうたい、元気に再会することを確認し
あってお別れしました。
今月の例会では、後半のはじめ男性参加者の皆さんに、舞台に上がっていただき、「山のロザリア」「見上げてごらん夜の星を」と「高原列車は行く」の3曲を歌っていただきました。午前の部50名、午後の部40名ほどでしたが、皆さんお顔がほころび、歌うとそのボリュームはすごく、まるで青年たちの合唱団のようでした。
うたった男性もそうですし、聴いていただいた女性の皆さんも、大喜びの楽しいひと時でした。
ご協力ありがとうございました。
歌う会 第171回
平成28年6月16日
梅雨だから仕方がないのでしょうが、前日までのあんな晴天が、すっきりとしないいつもの“木曜日の雨サイクル”に入ってしまいました(ちなみに翌日の17日は真夏日の晴天でした)。それでも午前中は曇天ながら雨の心配はなかったのですが、午後の部の参加者が会館前に並び始める頃には、予想よりは早くぽつりぽつりと降り出すような空模様になってしまい、お天気を恨んだ次第です。しかしそんな状況にもかかわらず、今回も1650名を超すたくさんの方々にご参加頂き、感謝の思いでいっぱいです。心からお礼を申し上げます。
6月は「梅雨」ということもあり、前半に雨にちなんだ歌を6曲、それにメンデルスゾーンの歌や、覚える歌として、久しぶりにロシアの歌をうたいました。後半ではボヘミヤ民謡といわれながらも、現地ではほとんど知られていない「おお牧場はみどり」など素敵な歌3曲と、5月歌集から4曲、それにテーマソングをうたい、最終的に7月は合計で16曲をうたいました。
うたった歌は、6月例会歌集から、
「てるてる坊主」「雨降りお月」「雲のかげ」「蛙の合唱」「かたつむり」
「夏は来ぬ」「歌のつばさ」「おお牧場はみどり」「この広い野原いっぱい」
「遠くへ行きたい」と覚える歌の「ジグーリ」でした。
それに、5月の覚える歌「愉快な町の紙風船」の復習と、「青春サイクリング」「幸せなら手をたたこう」「宗谷岬」と、テーマソングの「さようなら」となりました。
今月で印象的だったのは、輪唱の「蛙の合唱」を、池上先生の発案で参加者の誕生月、1~3月、4~6月、7~9月、10~12月の、4グループに分けうたいましたが、お隣に座っている方が必ずしも同じところでなく歌っているがおもしろかったですね。舞台から聴いていると、あちこちから違うメロディーが響いてきて、それでいて全体としては、きちんとした4部輪唱となっていて楽しかったです。また「幸せなら手をたたこう」では、楽譜を見ずに、たたくところを、吉原先生の大声で、手、足、肩などの指示でうたいましたが、こうした遊び歌は、会場の雰囲気がいつもとはまた変わって、とてもよかったのではないでしょうか。
男性の皆さんの歌は、「おお牧場はみどり」でしたが、やはり皆さん上手ですし、女性参加者からは大喝采をいただきました。これからも続けていきたいですね。
「歌のつばさ」も、池上先生の丁寧なご指導のお陰で、完全とはいきませんが、何とか全体を通してうたえるようになったのが嬉しい! とのお声が何人かの参加者から寄せられました。なお「歌のつばさ」ほか何曲かは、うたいや
すいように音程を下げてうたいました。
また、休憩時間中にはロビーにて、ハンドベルの「癒楽の会」のデモ演奏がありました。ハンドベルの皆さんご苦労さまでした。またたくさんの方にお聴きいただきありがとうございました。
歌う会 第170回
平成28年5月19日
例会日当日は、まさに
“風薫る5月”
の言葉通りで、湿度は低く陽が当るところは少し暑いくらいでしたが、日陰ですと薄手の上着が必要なくらいの快適な陽気でした。梅雨入り前のこんな陽気を薄暑と云うそうですが、こんなにいいお天気に恵まれるのも、一年で2,3回あるかどうかです。お陰さまで参加者も多く、午前の部は900名を超し、午後の部の参加者と合わせると、合計1,700名以上になりました。皆様に感謝申し上げます。
5月例会の歌は、「背くらべ」「この道」「どじょっこ ふなっこ」「山賊の唄」「およげ!たいやきくん」「草競馬」「青春サイクリング」「オーラ・リー」「幸せなら手をたたこう」「宗谷岬」と、覚える歌の童謡「愉快な町の風船屋」の11曲でした。
それに4月例会歌集から、「若葉」「花のまわりで」「みどりのそよかぜ」「花言葉の唄」と、テーマソングの「花は咲く」と「さようなら」の、合計17曲をうたいました。今月は「山賊の唄」や「幸せなら手をたたこう」「およげ!たいやきくん」「どじょっこ ふなっこ」など、遊び唄や
楽しい歌が多かったかもしれません。それでも終わりの方では、「若葉」など春らしい歌もうたい、また熊本地震被災者への追悼の意を含め、「花は咲く」を歌うことができたのはよかったと思っています。
先生のご指導の方は、池上先生と吉原先生がいつもの通り丁寧に、また詩
の内容や曲の時代背景までお話しをいただきましたが、ここのところお話の内容がより充実してきているように感じております。ピアノ伴奏をいただく小杉・小泉両先生を含め、各先生が全力投球でやっていただいていることに、感謝!感謝!です。
その他に休憩時間中のわずかな時間でしたが、吉原先生、池上先生が主催する「合唱団たんぽぽ」の、ミニ演奏会がロビーでありました。
曲目は「夏の思い出」「おお シャンゼリゼ」と「見上げてごらん夜の星を」の3曲でしたが、さすがに素晴らしいハーモニーをご披露いただきました。
まだスタートしたばかりです。新会員も募集中です。どうぞ奮ってご参加ください。詳しくは「さくらの会」のホームページ[歌唱指導・ピアノ演奏の先生]のコーナーをごらんください。
歌う会 第169回
平成28年4月21日
前日まで晴天続きだったのに、当日は西から大荒れの天気が移動中で、午前中はなんとか曇り空だったものの、午後の例会が終了して間もなく、雨が降り出してしまうお天気模様でした。
午前の部は、950名以上の方にご参加いただきましたが、午後の部では、700名ほどと、いつものことですがお天気状況に大きな影響を受けることになってしまいました。
今月の例会は、歌をうたうことと併せ、小杉・小泉両先生による「ピアノ・ミニコンサート」が開催されました。
コンサートでは、リストの「愛の夢 第3番」やビゼーの「カルメン メドレー」(連弾)など4曲を弾いていただきました。わずか25分ほどのコンサートでした
が、それぞれの演奏が丁寧で曲の雰囲気が充分に表現されていて、とても幸せ感いっぱいになりました。
4月例会の歌は、「若葉」「花のまわりで」「花嫁人形」「たんぽぽ」「みどりのそよかぜ」「花言葉の唄」「汽車」「乾杯の歌」「ゴンドラの唄」「青春時代」の10曲でした。
その他に3月の歌集から、覚える歌だった「村の娘」と「春風」「花」、最後にテーマソングの「さようなら」の、合計14曲をうたいました。
今月は、4月ということもあって、春の季節にちなんだ花の歌や、恋の歌が多かったかと思います。
歌唱指導の方も、池上先生と吉原先生がいつもの通り丁寧に、また詩(詞)の内容や曲の時代背景までお話しをいただき、より心を込め、楽しく歌うことができたと思います。
その他に、休憩時間中のわずかな時間でしたが、ロビーにてピアニカ「音の木」のデモ演奏がありました。歌詞カードも配られ、お集まりいただいた方たちと一緒にうたう場面もあって、楽しいひと時となりました。
なお今回は、4月14日に発生した熊本地震に対して、授産所製品販売の方たちと一緒に、義捐金募金活動を行いました。
例会参加者の皆さんから、たくさんのあたたかなお志が寄せられ、最終的な義捐金額は、368,166円となりました。
多額な金額となり、会員の皆様に心からお礼を申し上げます。
義捐金は横須賀市を通じて、日本赤十字社へお届けいたしました。
歌う会 第168回
平成28年3月17日
当日は、春のように暖かく、快晴のとても気持ちのいい日の開催となりました。
一週間ほど前から「寒の戻り」のような天候が続いていましたから、何か心がうきうきするほど嬉しく、また参加された会員の皆様にも、明るい笑顔があふれているように感じました。
また日差しが長くなってきたこともあってか、今回の例会では、午後の部への参加者が増え、午前・午後の部のバランスがとても良かったと思っております。
3月例会の歌は、
「春風」「花」「巣立ちの歌」「思い出のアルバム」「桜の栞」「峠の我が家」
「学生街の喫茶店」「仰げば尊し」と、覚える歌としてラツァロ作曲の「村の娘」でした。
その他に2月の歌集から、覚える歌の「林」と、「荒城の月」「早春賦」を、そしてテーマソングの「花は咲く」と「さようなら」の合計14曲をうたいました。
今月は、3月ということもあり、別れの歌と、春・花の歌を多くうたいました。
別れの歌では、「思い出のアルバム」、「巣立ちの歌」、AKBの「桜の栞」、や「学生街の喫茶店」を。それに文部省唱歌の「仰げば尊し」というように、人生の年代を追うかのように5曲をうたいました。
春の歌では、先の「桜の栞」に加えフォスターの「春風」と「花」の3曲でした。「花」の2部合唱を含め、とても気持ちよく歌えました。
今回はなじみの少ない「巣立ちの歌」「桜の栞」について一通りの歌唱指導をいただき、また覚える歌の「村の娘」があったため、池上・吉原両先生には、時間の割り振りに大変ご苦労されたことと思います。
そんな中でも、詞についての説明や時代背景の話があり、そして歌い方の指導もすごく丁寧で興味深くやっていただいたことで、お陰さまで楽しくうたうことが出来ました。
その他に、休憩時間中のわずかな時間に、ホワイエにてサークル「ハーモニカ・クラブ」のデモ演奏がありました。「五番街のマリー」「希望のささやき」「思い出のアルバム」の3曲を演奏してくれましたが、明るくて、一生懸命さが伝わってきました。
4月は、ピアニカの「音の木」の演奏を予定しています。
歌う会 第167回
平成28年2月18日
午前中は薄い雲がかっていたものの、午後はすっきりとした快晴のお天気となりました。気温は低く、一日中寒かったのですが、この時季らしい気持ちのいい日の開催でした。
今回もまた午前・午後の部とも、寒い中、開館前からたくさんの方がお並びいただき、申し訳ないのと同時に、感謝の気持ちでいっぱいです。
お陰さまで、参加者は1750名を越す大盛況となり、2時間を目一杯うたいました。
2月例会の歌は、
「スキー」「朝だ元気で」「おもちゃのチャチャチャ」「黒い瞳の」「大きな栗の木の下で」「365日の紙飛行機」「モーツアルトの子守歌」「荒城の月」「湯島の白梅」「早春賦」と覚える歌「林」の11曲でした。それに、1月の歌の数曲とテーマソングもうたいました。
朝ドラのテーマソング「365日の紙飛行機」は、参加者の三分の二ほどの方が、ドラマ「あさが来た」をみていらっしゃるようで、歌いだしの前半部分はスムーズに入れました。ただ中程から後半は、耳慣れしていなかったり、初めて聞く部分もあり難しく、そこを何とか池上先生が丁寧にご指導いただきましたが、時間的な制約や歌が長いこともあって、歌い切れたとはいえなかったかと思います。
覚える歌の「林」は、昭和29年に藤山一郎が唄って発表された歌で、過ぎし日の故郷を想う恋の歌ですが、抑え気味なロマンチックな歌詞で、またメロディーも流れるようで、それでいてシンコペーション交えた、古さをあまり感じさせない素晴らしい歌でした。池上先生の素敵な歌声に魅せられながら、いい歌を覚えられて良かったと思っています。
後半の「荒城の月」や「早春賦」、それに先月の歌「見上げてごらん夜の星を」などでは、吉原先生の『歌はこうしてうたいましょう!』と、身振り手振りをまじえた熱いご指導のお陰で、なんとなくうたっていたこれまでの歌声が、見違えるように感動的にホールの中を響きわたっていました。
あらためて先生方の素晴らしさを感じさせられた例会でした。
歌う会 第166回
平成28年1月14日
今年最初の例会が開催されました。
暖かなお正月から一変、2,3日前から日本全体を寒波が被い、ここ横須賀も例会日当日は、真冬の寒さとなりましたが、風や雲のない快晴の、この時期としてはむしろ気持ちのいいお天気でした。
前半はいつもの通り歌をうたい、後半は、恒例の「新春コンサート」が開催されましたが、先月に続いて大勢の方々にご参加をいただきました。
午前の部のみで、参加者は1000名を超え、ほとんどの席が埋まってしまい、空いている席を探すのが大変な状況でした。また午後の部の参加者も例月と比べてかなり多く、結果、午前・午後の合計参加者数は、1900名近くになり、これまでの最高の状況となりました。
もとより、参加者が多かったから良かったということだけではなく、例会内容が充実していて楽しかったと、参加者の多くの方々から、感謝と称賛のお言葉をいただきました。
1月例会の歌は、
「たき火」「富士山」「お江戸日本橋」「四季の雨」「毬と殿様」
「北風小僧の寒太郎」「トロイカ」「雪が花びらのように」
「見上げてごらん夜の星を」の9曲でした。
冬らしい歌や、新年らしい歌などを、池上先生と吉原先生が、いつもの通り優しく、情熱的にリードをしてくれました。また「四季の雨」と「雪が花びらのように」の2曲は、なじみが少なかったこともあり、簡単なおさらいもやっていただきましたので、何とかみんなで楽しくうたうことができました。
「新春コンサート」は、“カフェ・ドゥ・ラ・ハープ” 音楽団によるハープ・アンサンブルでしたが、クラッシクから童謡・唱歌・日本民謡・流行歌など、幅広いジャンルから数々の曲を演奏いただきました。
メンバー3人による演奏は、ハープならではの創作アレンジと自在な演奏スタイルながらも、あでやかで優雅に、それでいてエネルギッシュなこれまでに聴いたことのないハーモニーが、会場いっぱいに満ち溢れて、とても感動的でした。
演奏曲目は、
オープンニング曲の「A Lover's Concerto」(バッハ/リンザー&ランドル)に続いて、 「ハープ協奏曲変ロ長調より第一楽章」(ヘンデル)、 「花」(瀧廉太郎)、 「日本民謡の主題によるファンタジー―炭坑節~草津節~よさこい節~子守歌~ソーラン節」(ソセフ・モルナール)、 「荒城の月」(瀧廉太郎)、「アジアからの想い~秋から冬へ――夕焼小焼~七つの子~赤とん
ぼ~冬のソナタ」、「また君に恋している」(森正明)、 「大運動会――クシコス・ポスト~天国から地獄」(ネッケ/オッフェンバック)、 「情熱大陸」(葉加瀬太郎)、と、アンコール曲の「ドレミノ歌」(リチャード・ロージャース)でした。