例会報告
2018年1~6月
梅雨の只中での開催で、朝方まで大雨になっていましたが、家を出る頃には雨はほとんど上がり、日は差さなかったものの、天候は一日大きく崩れることはありませんでした。そんなお天気模様でしたから、皆さんにお集まりいただけるか前日から心配をしていましたが、午前・午後の部共にたくさんの方にお集まりいただき感謝いたしました。
うたった歌は、6月例会歌集から、「みどりのそよ風」「ほたるこい」「坂道」「ふしぎなポケット」「雨降りお月・雲のかげ」「横須賀市歌」「青春サイクリング」「恋はみずいろ」と覚える歌の「にじ」の10曲でした。
それに5月の歌集から、覚える歌の「夢の世界を」のおさらいと、「蛙の笛」「琵琶湖就航の歌」に、テーマソングの「さようなら」をうたって終了となりました。
「ほたるこい」と「坂道」の2曲は輪唱でしたが、参加者を座席の位置や誕生月で分けたりして、池上先生のリードで楽しくうたいました。
また「ふしぎなポケット」と「雨降り熊の子」の2つの童謡も、簡単で短い曲でしたが、かわいらしい詩にまたメロディーも易しく、前述の2曲と合わせ童謡の楽しさをたくさん感じました。
「みどりのそよ風」と「雨降りお月・雲のかげ」は、この時期の定番曲で、それぞれの歌の光景を思い浮かべながらうたいました。毎年同じ歌とのご指摘もあるかと思いますが、やはりこの時期にこの歌がうたえる喜びをあらためて感じました。
今月はリクエストの多かった「横須賀市歌」もうたいました。堀口 大学と團 伊玖磨の作品で、よこすかの風景や歴史、産業を織り込んだ歌は、活力や盛り上がりがあって、この歌のすばらしさを再認識させられました。
覚える歌の「にじ」もよかったですね。テレビドラマで取上げられた歌だそうでしたが、 『庭のシャベルが 一日ぬれて 雨があがって くしゃみをひとつ…』から始まって、とにかく詩が素晴らしく、元気を湧き起こされる歌でした。ドラマでは幼稚園だか保育園の園児達がうたったそうですが、私たちにも充分に満足感がある歌でした。
今月の男性の歌は、昭和32年に小阪一也がうたって大ヒットした「青春サイクリング」でしたが、さすがに皆さんよくご存知で、明るく軽やかだったかどうかわかりませんが、女性の皆さん達からは大喝采をいただきました。
こんな具合で今月は特に特徴があったわけではありませんでしたが、童謡のよさを味わい、この季節にあった歌や横須賀の市歌もうたい、覚える歌も良かったしと、全体として歌のバランスがよく、満足できた例会だったと思っています。
来月は「うたごえ さくらの会」開催です。それこそ喉が痛くなるほど歌います。覚悟してお越しください。皆さんのご参加を心からお待ちしています。
晩春と云う言葉があるのでしょうか。さわやかな春の季節もそろそろ終わりに近づき、近頃では夏日や真夏日の暑い日があって、初夏への助走がはじまりました。
朝は花ぐもりのお天気でしたが、例会が開催される頃には、気温は25度を超える夏日となりましたが、風があったためか2、3日前よりは過ごしやすく、この時季としては最高の例会開催日でした。
そんな陽気のためか、午前中の参加者は900名を越す盛況ぶりで、舞台からみるとホール内がいっぱいな感じで、嬉しく例会がはじまりました。
うたった歌は、5月例会歌集から、「若葉」「背くらべ」「五月の歌」「おもちゃのチャチャチャ」「じろりんたんのうた」「春風」「蛙の笛」「琵琶湖就航の歌」「黒猫のタンゴ」に、覚える歌の「夢の世界を」の10曲でした。
それに前月の歌集から、覚える歌の「君と君と君と」のおさらいと、「みかんの花咲く丘」「誰か故郷を想わざる」「青い山脈」に、テーマソングの「さようなら」をうたって終了となりました。
今月はこの時期らしい歌や、楽しい歌が多かったように思いました。
中でも「じろりんたんのうた」
は、サトウ・ハチロー作詞、古関祐而作曲の歌でしたが、歌を知らない方が多く、池上先生の丁寧な指導のお陰で、何とかうたえるようになりました。
題名のとおり歌詞がおもしろく、童謡らしい楽しさにあふれた歌でしたので、皆さんの財産になったのではないでしょうか。
「おもちゃのチャチャチャ」や「黒猫のタンゴ」は誰でもが知っている楽しい歌でした。久しぶりにうたった嬉しさもありましたが、特に「黒猫のタンゴ」は、
あの宮川おさむ君の印象が強く、てっきり日本の歌かと思っていましたら、元々はイタリアの童謡で、コンテストでも入賞をした有名な歌なのだ、との説明があり勉強になりました。
それにまた吉原先生があの素晴らしいお声で、1番だけでしたが、イタリア語で歌ってくださったのもありがたかったです。
覚える歌の「夢の世界を」は、芙龍明子作詞、橋本祥路作曲によるもので、中学の合唱コンクールでよく取り上げられた歌だそうで、何となく聞き覚えがありました。自然のなかに青春と友情を詠った歌詞に、それを盛り上げるメロディーも素晴らしくとてもいい歌が覚えられました。
今月はイベントがあったり、特に取上げる派手なことはありませんでしたが、じっくりと歌がうたえたいい例会でした。
休憩時間中には2階ロビーにて、吉原先生・池上先生が指導する「たんぽぽ合唱団」のデモ演奏がありました。発表会が終わったばかりとのことで、素晴らしいハーモニーをご披露いただきました。なお同合唱団ではこれから新曲の練習に入るので、合唱をやりたいと思っている方にはいい時期だそうで、新しい方を募集中とのことでした。ただ率直に、やった場所が最適だったかどうか、再検討してほしいと思いました。
今回は平成30年度のスタートの例会で、しかもこの会が創設されて、17年目の記念月の例会でした。お天気に恵まれ、春らしくおだやかな陽気のもと、参加者は1700名ほどの大盛況の例会となりました。
今回はいつもの歌に加え、小杉・小泉両先生による恒例の「ピアノ・ミニコンサート」が併せ開催されました。
うたった歌は、4月例会歌集から、「春の小川」「一年生になったら」「とんび」「みかんの花咲く丘」「野なかの薔薇」「翼をください」「忘れな草をあなたに」「誰か故郷を想わざる」「青い山脈」と覚える歌の「君と君と君と」の10曲でした。 また3月歌集より、「花のまわりで」と
「花」を、そしてテーマソングの「さようなら」もうたい、合計13曲となりました。
ピアノコンサートは、メンデルスゾーンの「春の歌」(小泉先生)と、「すみれの花咲く頃」(小杉先生)をソロ演奏で、ブラームスの「ワルツ第2番」と「ハンガリー舞曲第5番」、さくらの会バージョンの“春メドレー”「ぶんぶんぶん~春の小川~ふるさとは今もかわらず」の5曲を連弾で演奏いただきました。
覚える歌の「君と君と君」は、小学生から中学生むけの歌のようでしたが、歌詞・メロディーともとても素敵で、高齢の私たちにも十分に響いてくるものがありました。土田 明人の作詞・作曲なのですが、さくらの会では初めて登場した人物だと思います。いつか別の歌もうたいたいと思いました。
今月の男性の歌は、「誰か故郷を想わざる」でしたが、さすがに皆さんよくご存知で、気持ちがこもり素晴らしい歌声となりました。あとで女性の方から、女性も起って歌わしてほしいとの要望がありましたので、また検討してみます。
「ピアノ・ミニコンサート」は、時間にして25分ほどでしたが、解説を含め小杉先生や小泉先生のお人柄が良く表れ、心のこもった演奏を聴かせていただきました。
こんな素敵なピアノ演奏をする先生に、いつも歌の伴奏をいただいてうたっていることに、あらためてありがたさを感じました。
今月は休憩時間中にロビーにて、「さくら ハーモニカ・クラブ」のデモ演奏がありました。曲目は「いつくしみ深き」と「ホーム・スイート・ホーム」「通りゃんせ」の3曲で、コードハーモニカやバスハーモニカを入れたアンサンブルでした。ほのぼのとなごやかな雰囲気が、とても良かったように思いました。
会員募集中とのことですから、やりたい人はどうぞ行ってみてください。
今回もお天気に恵まれ、強い風があったものの、日中は20度をこす季節はずれの暖かな陽気となり、参加者も1600名を上回る大盛況の例会となりました。
今回は「春」と「巣立ち」をテーマにしてうたいました。
曲目は、3月例会歌集から、「さくら さくら」「花のまわりで」「春のうた」「花」「桜の栞」「宗谷岬」「巣立ちの歌」「思い出のアルバム」「仰げば尊し」と、覚える歌の「大きなうた」の10曲でした。また2月例会歌集から、「早春賦」と「久しき昔」を、それにテーマソングの「花は咲く」と「さようなら」の、合計14曲をうたいました。
うたって感じたことは、「花のまわり」は、江間 章子さんの素晴らしい詞に、大津 三郎氏のメロディーが重なり、この時期になるといつもうたう曲ですが、明るさと希望に満ちて、心の中があらわれるようなすがすがしさを感じました。
「春のうた」も懐かしかったです。いつしかうららかな陽気の中に、小学校の桜並木や、木造の校舎が思い浮かんできて楽しかったです。
瀧廉太郎の「花」は、2部合唱で歌いましたが、やっぱり良かったです。何百人もの合唱ですから、毎年うたってもこの時期にうたうと、この歌の素晴らしさが一層心に響いてきます。
「桜の栞」はAKB48の歌曲で比較的新しい歌ですが、歌詞もメロディーも素晴らしいく、後世に歌いつがれていく曲だろうと思いながらうたいました。
その他にも「宗谷岬」はよかったですね。長い冬の眠りからさめ、ようやく訪れる春への喜びに満ちていましたし、「巣立ちの歌」も「思い出のアルバム」も、自分自身の事というよりも、自分の子供の成長を思い浮かべ懐かしくうたいました。
最後の「仰げば尊し」は、参加者全員で立ってうたいました。小学校や中学校の卒業式が思い浮かび、会場のみんなが同級生のような気分になり、何かとても懐かしい気持ちになりました。
また覚える歌の「大きなうた」も、輪唱形式になりながらうまくハモって、
楽しくすぐにうたうことができました。
今月が東日本大震災から6年と云うこともあって、「花は咲く」は例会終了時間がずれ込んでいたのですが、それでも福島をはじめ東北地方の復旧・復興を願い、歌詞をかみしめるようにうたわしてもらいました。
今回は今年度最後の例会でしたが、この一年間お天気に恵まれ、それに会員皆さまの暖かなご支援と先生方のご奮闘があいまって、無事に年度を終えることができました。こころから感謝申し上げます。
来年度も小さな力を結集させながら、何とか会員皆さまのご期待にお応えできるよう奮闘してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
今回の例会も、お天気に恵まれた例会となりました。
酷寒の毎日でのまさに谷間の、3月中旬頃の初春のような陽気でした。当日は横須賀市の市制記念日と重なったため、どんな影響が出るか心配をしましたが、最終的にはそれもほとんど関係なく、1,550名を超す大勢の方々にご参加いただきました。
前回の190回例会が、「新春コンサート」があったため、歌の曲数が少なかったことをうけ、今回はこの時期らしい歌を中心に、合計で18曲をうたいました。
うたった曲目は、2月の歌集より
「雪の降る街を」「早春賦」「ひなまつり」「うれしいひな祭り」「どょっこふなっこ」「久しき昔」「闇路」「気のいいあひる」「やぎさん ゆうびん」「あんたがたどこさ」「哀しみのソレアード」「どこまでも行こう」と、覚える歌「雪降る夜」の13曲でした。それに1月の歌集から、「どこかで春が」「朝はどこから」「新雪」の3曲と、テーマソングの「花は咲く」と「さようなら」をうたいました。
今回の男性歌は「雪の降る街を」でしたが、吉原先生のご指導がよろしく、素晴らしい出来映えで、女性会員
の皆さんからもたくさんの拍手をいただきました。もちろん全員でもこの歌をうたいました。
覚える歌の「雪降る夜」は、ロシア民謡でまどみちおさんが作詞しています。16小節の短い曲ですが、ゆっくりと心を込めうたうと、静かに雪が降る夜の雰囲気が十分に感じられるとてもいい歌でした。Long long Agoで知られている「久しき昔」は、池上先生
の指導を受け2部合唱で歌いましたが、それはそれはどこの合唱団にも負けないボリュームとハーモニーでした。久しぶりにうたった「哀しみのソレアード」と「闇路」(ほととぎす)は、歌詞もメロディーもよく、思いを込めうたわせていただきました。
意外だったのが、小林亜星作詞・作曲のあの楽しい「どこまでも行こう」を、ご存じない方がけっこういらしたことです。CMソングとして盛んにテレビ等で流されていた歌だったので、少し信じられない気持ちと、選曲の難しさをあらためて感じました。
間もなく3月11日を迎えます。あの大惨事を忘れないためにも、今回はテーマソングの「花は咲く」をうたいました。来月例会でも、是非うたいたいと考えております。
一年の中でももっとも寒いこの時期に、大勢の皆さんと一緒にたくさんの
素敵な歌がうたえた歓びはひとしおでした。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
歌う会 第190回
平成30年 1月 18日
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
今年最初の例会は、前日の雨もすっかりあがって、暖かい日差しのもと開催されました。
今月も午前・午後の部ともに、開館前から大勢の方々お並びいただき、12月ほどにはならなかったものの、最終的な参加者数は、
1750名を超す大盛況で、新年らしい明るく、すごく楽しい例会となりました。
今月は、前半をいつもの通り歌をうたい、後半は「新春コンサート」として、ディキシー・ウインド楽団の演奏会が催されました。
うたった歌は、「どこかで春が」「朝はどこから」「一掛け二掛けて」「毬と殿様」「新雪」「アメージング・グレース」「上を向いて歩こう」の7曲です。
それぞれの歌については、池上・吉原両先生の丁寧な解説付きで、絶好調な楽しいトークを交えながら、思い切りうたうことができました。
ディキシー・ウインド楽団の演奏は、ディキシーランドジャズを基調とし、バンドテーマ曲の「聖者の行進」からはじまって、馴染みあるメロディーの「ディズニー・メドレー」や映画音楽やCM等の「リパブリック賛歌」など、合計10曲以上の曲目を演奏いただきました。
メンバーの構成は、トランペット、クラリネット、トロンボーン、スーザホーン、ドラムとバンジョー(ボーカル)の6名でした。
メンバーの各人が素晴らしい演奏力をもっており、ソロで演奏する時も、合奏で演奏する時も、その音色は澄んでいてかつリズミカルですっかり魅了されました。
またこの楽団の素晴らしいのは、“どこでもステージ ” がモットーのようで、演奏する曲ごとに私たち参加者がいるホール内をねり歩いてくれて、時には参加者と握手したりと、とても身近に楽しさが伝わってきたことです。
また「幸せなら手をたたこう」と「上を向いて歩こう」の2曲は、参加者全員が立ち上がって、 手をたたいたり飛び跳ねたりの動作をまじえ、思い切り歌がうたえたことです。
5、60年以上の前の、あのディキシーランドジャズを彷彿させ、すっかり若かった頃を思い出させてもらいました。
参加した会員の皆さまからは、たくさんの『とても楽しかった』『これまでで一番楽しかった』などの感想が寄せられました。
暗いニュースが多い今の世の中で、“楽しい!”ことは、なによりもの幸せを私たちにもたらしてくれます。「さくらの会」の四先生も、また今回のディキシー・ウインドの皆さんも、全力投球で私たちのために奮闘いただきました。
そんなことが私たちに、大きく響いてくるものを与えてくれたのだと思います。
世話人の私たちも、会員皆さまのご支援を受けながら、先生方とも一緒に、今年も懸命にやっていく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。